錦織 世界14位に完勝で大会初8強 準々決勝は7戦全敗ナダルと対戦

[ 2015年8月14日 11:18 ]

男子シングルス3回戦でリターンする錦織(AP)

ロジャーズ杯男子シングルス3回戦

(8月13日 カナダ・モントリオール)
 テニスのロジャーズ杯男子シングルス3回戦が13日(日本時間14日)、カナダ・モントリオールで行われ、世界ランキング4位の第4シード・錦織圭(25=日清食品)は世界14位で第13シードのダビド・ゴフィン(24=ベルギー)に6―4、6―4で快勝し、大会初のベスト8進出を決めた。4大大会に次ぐ格付けのマスターズ大会初制覇を目指し、14日(同15日)の準々決勝では世界ランク9位のラファエル・ナダル(29=スペイン)と対戦する。

 ゴフィンとは今年3月のマイアミ・オープン、5月のマドリード・オープンで顔を合わせ、ともに勝利と対戦成績でも優位に立っている錦織。この日も第1セット、ゲームカウント1―1からの第3ゲームで鋭いリターンを連続で決めて早くもブレークに成功した。その後も絶妙なロブショットを決めるなど危なげない試合運びでゴフィンを圧倒し、6―4で第1セットを先取した。

 第2セットでは、第4ゲームでブレークポイントを握られる苦しむ場面も。しかし第5ゲームでは背面の股抜きショットを見事に決めてみせるなどゴフィンを精神的にも揺さぶり、その後の第7ゲームでミスを突いてブレークに成功。続く第8ゲームは52秒でキープするなどそのまま押し切ってこのセットも奪い、2試合連続のストレート勝ちで8強進出を決めた。

 準々決勝の相手となるナダルは、この日の3回戦でミハイル・ユージニー(33=ロシア)を6―3、6―3で下した。錦織はナダルとは過去7戦全敗。前回対戦した昨年5月のマドリード・オープン決勝では、6―2、4―6で迎えた第3セットを0―3とリードされたところで腰を痛めて棄権している。

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