マーメードJ 「弥栄日本」初披露でトップも井村コーチ辛口

[ 2015年5月3日 05:30 ]

チームTRで華麗な演技を見せる日本チーム

 シンクロナイズドスイミングのジャパン・オープンを兼ねた日本選手権が2日に辰巳国際水泳場で開幕し、チームのテクニカルルーティン(TR)で日本代表(乾、三井、中村、箱山、吉田、中牧、丸茂、小俣)は90・1142点でトップに立った。

 日本は16年リオデジャネイロ五輪出場権が懸かる世界選手権(7月、ロシア・カザニ)に向けて、和をテーマにした「弥栄(いやさか)日本」を初披露。スピードあふれる演技に会場からは拍手が湧き起こったが、井村雅代ヘッドコーチ(64)は「65点ぐらい。7割は超えてくれると思ったけど」と辛口だった。

 練習拠点の国立スポーツ科学センターと大会会場では天井の高さが違い、8人の選手の泳ぐ間隔や小さなズレが目立ち「体の芯から使わないと、小手先の演技では(審判に)バレる。本物の演技じゃないと」と厳しかった。4大会ぶりの表彰台へ、マーメイドジャパンが急ピッチで完成型を目指す。

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2015年5月3日のニュース