葛西5位終戦も「表彰台に立てる力はある」…団体戦は3位

[ 2015年3月9日 05:30 ]

男子個人第25戦で5位だった葛西紀明

 ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子はフィンランド・ラハティで行われ、7日の団体第4戦(HS130メートル、K点116メートル)で、日本は1031・7点で3位に入った。表彰台は昨年11月(2位)以来、今季2度目。2回目に竹内択(北野建設)が123・5メートル、伊東大貴(雪印メグミルク)が128メートル、葛西紀明(土屋ホーム)が126メートルの大飛躍を連ね、1回目から順位を1つ上げた。ノルウェーが1069・1点で優勝。8日の個人第25戦は、葛西が124・5メートル、127・5メートルの合計263・2点で5位。竹内は12位、伊藤は26位。シュテファン・クラフト(オーストリア)が284・5点で優勝した。

 葛西がしびれる場面で126メートルの大飛躍を決めた。3人が2回目を終え、3位の日本と4位のポーランドの差は0・1点。エースの役割を果たして表彰台を確保したベテランは「絶対、4位は嫌だった」と声を張り上げた。重圧も強風の条件もはね返して表彰台に上った大黒柱は「つないでくれたら俺が決める、という自信があった」と目を細めた。

 8日の個人戦は1回目5位から順位を上げられなかった。3位とは4・8点差で「トップレベルの戦いはできている。表彰台に立てる力はある」と話した。

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