諸見里「69」2季ぶりトップ10!QT経験から復活「自信に」

[ 2015年3月9日 05:30 ]

18番ホール、バディーを取りファンに手を振り答える諸見里しのぶ

女子ゴルフツアー ダイキン・オーキッド・レディース最終日

(3月8日 沖縄県南城市 琉球ゴルフ倶楽部=6529ヤード、パー72)
 ホステスプロが健闘した。13位から出た諸見里しのぶ(28=ダイキン工業)が4バーディー、1ボギーの69とスコアを伸ばし、通算5アンダーの211で10位に入った。トップ10入りは2季ぶり。テレサ・ルー(27=台湾)が65をマークし、通算14アンダーで通算5勝目を挙げた。4打差の2位に森田理香子(25=リコー)が続いた。
【最終R成績】

 最終18番パー5。諸見里は花道から30ヤードのアプローチを1メートルにつけてバーディーを奪い、温かい拍手を受けながら3日間を締めくくった。トップ10入りは13年のほけんの窓口レディースで6位に入って以来2季ぶり。「自信が持てる試合になった」と充実感をにじませた。

 09年にはメジャー2勝を含む年間6勝を挙げるなど輝かしい実績を持つが、以降は低迷。昨季は賞金ランク76位でシードを喪失し、05年のプロ転向後、初めて予選会(QT)を受験した。屈辱だったが「優勝争いよりもプレッシャーのかかるQTを経験し、やっとゴルフに対する気持ちが戻ってきた」と原点に立ち返った。オフは練習ラウンドと並行し、もう一度スイングを見直すなど充実した調整を行った。そして迎えた開幕戦では「ミスショットはほとんどない状態」とパーオン率は3日間平均で74%(全体4位)を記録。オフの成果が早くも表れた。

 今季の目標を問われると「通算10勝目を挙げるために頑張りたい」とあと1勝に迫っている節目を挙げた。強気な発言も自信の裏付け。完全復活の日が近づいている。 

 ▼4位・川満陽香理 初めての最終日最終組は楽しかった。こういうところでゴルフをやりたかったんだと感じた。(自己最高の4位フィニッシュ)

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