鶴竜 左肩腱板損傷で休場 61年ぶりとなる横綱の初日不戦敗

[ 2015年3月9日 05:30 ]

横綱昇進後、初の休場となった鶴竜。不戦勝で逸ノ城が白星を拾った

大相撲春場所初日

(3月8日 大阪・ボディメーカーコロシアム)
 横綱・鶴竜(29=井筒部屋)が「左肩腱板損傷で約1カ月間の安静加療を要する」との診断書を日本相撲協会に提出して休場した。再出場はしない。横綱が初日に不戦敗を喫するのは54年夏場所の吉葉山以来で、異例の休場となった。

 師匠の井筒親方(元関脇・逆鉾)は「(左肩は)前から悪かった。精いっぱい調整してきたけれど、昨日病院で検査して決めた」と説明した。鶴竜は大阪入り後も時津風部屋に出稽古し、前日も土俵祭りに参加した。今後は大阪に残って治療を続ける予定だ。

 鶴竜の休場は平幕だった08年九州場所以来で2度目。初日は逸ノ城との好取組が期待されていただけに、北の湖理事長は「大阪のファンは残念だったと思う。鶴竜は心機一転して次に備えてほしい」と語った。また、既に決まっていた2日目の取組を編成し直す「割り返し」が行われた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年3月9日のニュース