前田 亡き父との夢へ快走!転倒時は「お父さん、どうにかして」

[ 2015年3月8日 12:11 ]

2時間22分48秒でゴールし、林清司監督(右)に笑顔で駆け寄る前田彩里

名古屋ウィメンズマラソン

(3月8日 ナゴヤドーム発着)
 前田彩里(23=ダイハツ)は、笑顔でゴールに飛び込んだ。2度目のマラソンながら、2時間22分48秒の好タイムで日本人トップの3位となり、8月の世界選手権の代表に大きく前進。「日本人トップというのは狙っていると言ってはいたんですが、まさか自分が…とても嬉しいです」と初々しい笑みで喜びを語った。

 15キロの給水ポイントでほかの選手と接触し転倒するアクシデントで左膝をすりむくアクシデント。「結構痛くて、走っている間も“うわー、痛いな”と思っていたという」その時前田は「お父さん、どうにかしてくれー」と心の中で思い「とにかく、落ち着こう」とペースを崩すことなくレースを続けた。

 13年の8月に病気で他界した父・節夫さん(享年54)は本田技研熊本に所属したマラソンランナーで、引退後は監督も務めていた。あきらめない快走で、父との五輪出場の夢に向かって、大きく前進した。

 日本女子歴代8位の好記録。しかも2時間23分を切った日本女子は2007年に野口みずき(シスメックス)が東京国際女子マラソンで2時間21分37秒を記録して以来8年ぶりという快挙だが「まだ実感、わかないです」と前田。

 それでも世界選手権、そしてリオ五輪に向けて「少しずつ自分の目標に近づいてきたのかな、と思っている。やっぱり世界と戦いたいと思って練習していたので、これを通過点にして頑張りたい」とキッパリ言い切った。

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