白鵬 初日懸賞半減50本→26本に 審判部批判騒動影響か

[ 2015年3月8日 05:30 ]

春場所初日取組の懸賞が26本となった白鵬

 大相撲春場所は8日、大阪・ボディメーカーコロシアムで初日を迎える。7日は恒例の土俵祭りが行われ、6場所連続優勝を狙う横綱・白鵬(29=宮城野部屋)は他の三役以上の力士とともに出席した。初場所後の審判部批判騒動を引きずっているためか、この日も無言を貫いた。

 初日の妙義龍戦の懸賞は26本と判明した。今年初場所初日の栃煌山戦は上限の50本が懸かっていたが半減した。最近の相撲人気復活は懸賞本数にも表れ、初場所は15日間合計で1625本。日本相撲協会に残る記録で昨年九州場所の1381本を抜いて最多だった。春場所もこの傾向は続き、15日間トータルで昨年の1166本を上回る見通し。白鵬の懸賞が減ったのは審判部批判騒動が影響した可能性もある。

 北の湖理事長(元横綱)は白鵬について「皆さんが見ているという気持ちで土俵に上がってほしい」と話し、一挙手一投足が世間から注目される協会の看板力士にふさわしい言動と行動を求めた。優勝争いでは相変わらず断トツの存在。それ以外も余計に注目を浴びる場所となる。

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