日本 カナダにフルセット敗戦で崖っぷち 錦織9日登場、勝つしかない

[ 2015年3月8日 09:13 ]

デ杯カナダ戦で厳しい表情の添田(左)と内山(AP)

 男子テニスの国別対抗戦、デ杯ワールドグループ1回戦の日本―カナダ第2日は7日(日本時間8日)、カナダのバンクーバーでダブルスが行われ、日本が5―7、6―2、3―6、6―3、3―6で敗れ、対戦成績を1勝2敗とした。日本は最終日の8日(同9日)のシングルス2試合に準々決勝進出を懸けることになった。

 日本は添田豪(30=GODAITC)、内山靖崇(22=北日本物産)組がバセク・ポシュピシル(24)、ダニエル・ネスター(42)組と対戦、第1セットを競り合いの末5―7で落としたが、第2セットは鋭い動きで第3ゲームをブレークすると一気に4ゲームを連取し優位に立ち6―2で1セットオールとした。

 第3セットは第2ゲームをブレークされ、その後サービスキープでついていったが3―6で押し切られた。第4セットは第2ゲームをブレークしてリードすると、このままサービスキープし第7ゲームにブレークされかけたが踏みとどまり、6―3で取り返し最終セットにもつれ込んだ。

 最終セットは第7ゲームまで双方サービスキープ、第8ゲームで日本がブレークを許すとこのままカナダが次のゲームを取ってセットをものにし、熱戦を制した。

 最終日の8日はシングルス2試合が行われ、世界4位の錦織圭(25=日清食品)が同6位のミロシュ・ラオニッチ(24)と同85位の伊藤竜馬(26=北日本物産)が同62位のポシュピシルと対戦予定。

 ▼植田実・日本代表監督の話 ダブルスで錦織への交代も考えたが、今回は添田と内山で想定して準備をしてきた。

 ▼添田豪の話 自分たちの力は出せたが、負けは負け。相手はリターンの精度が素晴らしかった。

 ▼内山靖崇の話 いいプレーをしている時間帯はあった。ランキングほどの力の差は感じなかった。

 ▼ローレンドー・カナダ代表監督の話 日本は錦織に交代してくると思っていた。よく勝利をつかみ取ってくれた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年3月8日のニュース