日の丸飛行隊メダル届かず…葛西「4位は一番気持ちの悪い数字」

[ 2015年3月1日 05:32 ]

ジャンプ団体1回目で127メートルを飛び、笑みを浮かべる葛西(AP)

 ノルディックスキーの世界選手権第10日は28日(日本時間3月1日未明)、スウェーデンのファルンでジャンプ男子団体(HS134メートル、K点120メートル)が行われ、小林潤志郎(23=雪印メグミルク)、伊東大貴(29=雪印メグミルク)、竹内択(27=北野建設)、葛西紀明(42=土屋ホーム)で臨んだ日本は合計831・2点で4位。3大会ぶりのメダルを獲得はならなかった。

 葛西は「4位は一番気持ちの悪い数字。腹が立つ」と吐き捨て、世界選手権初出場だった小林も「すごく悔しい」と話すなど4人は異口同音に悔しがった。

 4人全員が2回ともK点を超える安定感を見せたが、気まぐれな風は日の丸飛行隊に幸運を運んではこなかった。1回目を終えてメダル圏内の2番手。竹内は「(表彰台に)いけるかなと思ったが…」と振り返ったが、一方で伊藤が「(風の)条件が難しすぎて対応できなかった」と話したように、変化する風に振り回された。

 「風のいたずらがすごかった。実力的にはメダルを取れる力はあったと思う。(今大会は)いまいち、自分の流れじゃなかった」と葛西。レジェンドの言葉に全てが集約されていた。

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