愛弟子・五郎丸「一つ恩返しが…」29歳誕生日祝い1G1PG

[ 2015年3月1日 05:30 ]

<ヤマハ発動機・サントリー>前半8分、GKを決めるヤマハ発動機・五郎丸

ラグビー日本選手権決勝 サントリー15―3ヤマハ発動機

(2月28日 秩父宮)
 ヤマハ発動機の五郎丸も優勝の感動を抑えきれなかった。後半40分すぎ、右足でボールをメーンスタンドへと蹴り出しノーサイド。その瞬間、目を潤ませた日本代表不動のフルバックは「やっとここまで上り詰めた。大学で3回(大学)日本一になったけど、それとは比べものにならないくらいうれしい」。1日が29歳の誕生日の自身にとっても、忘れられない日となった。

 早大2年時まで清宮監督の薫陶を受け「まだ日本一になっておらず、これから強くなるチーム」という理由でヤマハ発動機入り。当初はプロ契約だったが、10年からプロ契約を廃止。移籍の選択肢もあったが「大田尾さん、山村さんらと話し、残って強くしようと話した」と骨を埋める覚悟でチームを引っ張った。試合でもシンビンはあったが、1ゴール1PGで勝利に貢献し「清宮さんに一つ恩返しできたかな」と表情を緩めた。

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