渡部兄弟、無念6位…日本複合3大会連続でメダルなし

[ 2015年3月1日 00:45 ]

複合団体スプリントの前半飛躍で128・5メートルを飛んだ渡部暁斗(AP)

 ノルディックスキーの世界選手権第10日は28日、スウェーデンのファルンで2人一組で競う複合団体スプリント行われ、渡部暁斗(26=北野建設)・善斗(23=同)兄弟が出場した日本は6位に終わり、複合陣は3大会連続でメダルなしとなった。

 前半飛躍(HS134メートル、K点120メートル)は渡部暁が128・5メートルを、渡部善も124・5メートルを飛んで合計221・4点で2位。1周1・5キロのコースを交互に5周ずつ滑る後半距離(15キロ)は首位のフランスと11秒差でスタート。距離の得意な兄の暁斗が奮闘し、前半戦はノルウェーとメダル争いを演じていたが、7周目に大きく後退。結局、フィンランド、イタリアにも抜かれ、トップと1分25秒7差の6位に沈んだ。

 前半トップのフランスが逃げ切って金メダル。銀メダルがドイツ、銅メダルはノルウェーだった。

 ▼渡部暁斗の話 こんなものじゃないか。もともと力がないから全力で走るしかなかった。しょうがない。メダルを持ち帰りたい気持ちは強かったが、運頼みが大きかったのかな。

 ▼渡部善斗の話 (雪が)あんなに軟らかいとは思っていなかった。コース取りを間違えた。要所でテクニックの差があった。スキーが下手くそだった。

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2015年3月1日のニュース