新小結の玉鷲 外国人三役最スロー記録に「長いとも、短いとも思う」

[ 2015年2月23日 15:35 ]

春場所新番付の自分の四股名をさし、力こぶの玉鷲

 大相撲春場所(3月8日初日、大阪市ボディメーカーコロシアム)の新番付で、東の新小結に昇進した玉鷲(30=片男波部屋)が23日、大阪市平野区内で会見を行った。

 04年初場所の初土俵から所要66場所での新三役は、外国出身で三役昇進した24人の中で最も遅い昇進となり「ほんとにうれしいです。(ここまで)長いとも思うし、短いとも思う。相撲をやる前はスポーツをやっていなかったので」と頬を緩ませた。

 片男波部屋としての三役昇進は01年秋場所の玉乃島以来となり、現師匠(元関脇・玉春日)が10年2月に継承してからは初めて。自身の付け人だった同じ一門の若手有望株・輝(かがやき、高田川部屋)が十両で活躍する姿に刺激されたそうで「一緒によく稽古したりして負けてられないと思った」と三役に昇進できた要因を説明した。モンゴル出身力士としては珍しい“突き押し一筋”に生きる30歳。「のど輪で一気に押す相撲を取りたい。若い心で」と意気込んだ。

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