藤井１００Ｍ自由形優勝　日本選手権へラーメン断ち

コナミオープン男子１００メートル自由形で優勝した藤井

コナミオープン

（2月22日 東京辰巳国際水泳場）
　競泳のコナミオープンが２２日、東京辰巳国際水泳場で行われ、北京五輪銅、ロンドン五輪銀メダルを獲得した男子４００メートルメドレーリレーのメンバー、藤井拓郎（２９＝コナミ）が１００メートル自由形に出場し５０秒２８で優勝した。世界選手権（７月、ロシア・カザニ）の代表選考を兼ねた４月の日本選手権に向けて順調な仕上がりを見せた。

　メドレーリレーに欠かせない男が迫り来る勝負に向け、調子を上げてきた。予選４位で臨んだ決勝。藤井は伸び盛りの学生らを抑え優勝した。自身の日本記録４８秒４９には及ばないものの、練習段階での５０秒２８というタイムは「予選から良かったので決勝も自信持てた。いいレースだった」と胸を張った。

　大一番へ、好物を断つ。それは野菜などの具がどっさりと麺の上に乗ったラーメン店「ラーメン二郎」の逸品だ。０・１秒を争う戦いに向けて、体調管理は重要な仕事。それだけに「脂の多い食事」は極力控え、大好きなこってりラーメンについても「食べない可能性はあります」という。３月末まで東京と山口で合宿を行う予定で、世界選手権切符の懸かる４月の日本選手権へ「いよいよ」と気合十分。五輪３大会連続出場を目指す戦いはラーメン断ちとともに始まる。