ヤマハ発動機 鉄壁の守り 東芝ノートライに抑え初の決勝進出

[ 2015年2月23日 05:30 ]

<ヤマハ発動機・東芝>決勝進出を決め喜ぶヤマハ発動機フィフティーン

ラグビー日本選手権準決勝 ヤマハ発動機21―9東芝

(2月22日 花園)
 力強く再起した。ヤマハ発動機は好機を着実に生かすとともに、粘り強い防御で東芝をノートライに抑え、初の決勝進出。清宮監督は「(今季対東芝3戦目で)3度とも勝つことができ、チームの成長を示すことができた」と会心の表情を見せた。

 劣勢気味だったスクラムなどセットプレーも後半に盛り返し、今季出場のなかった元南アフリカ代表フランカーのポトヒエッターら負傷者も復帰。パナソニックに敗れた1日のトップリーグ・プレーオフ決勝以来の公式戦で、3週間の充電効果を発揮した。

 決勝の相手は清宮監督がプレーし、06~09年度に指揮を執ったサントリー。11年度の清宮監督就任以前から公式戦6連敗中で「現在コンディションが最もいいチームとの対戦。楽しみ」とSO大田尾が恩師に対古巣初勝利をプレゼントしようと決意を新たにする。

 「ヤマハは清宮さんが監督になって見違えるほど強くなった。めちゃくちゃ楽しみ」とは早大、サントリーで指導を受けた相手フランカー佐々木。清宮監督も望むところで「ウチには、まだまだ伸びしろがある。限界まで引き延ばしていきたい」。今季最終戦。ドラマの主役は渡さない。

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2015年2月23日のニュース