東洋大・服部勇 初マラソンで東京五輪へ第一歩 2時間10分切りを

[ 2015年2月3日 16:22 ]

黙々と走る東洋大の服部勇馬

 東京がTOKYOへの第一歩だ。22日の東京マラソン(都庁~東京ビッグサイト)で初マラソンに挑戦する服部勇馬(21=東洋大3年)が3日、埼玉県内の同大川越キャンパスで会見し、練習を公開した。1月の箱根駅伝2区で区間賞を獲得したものの、左大腿と右アキレス腱に不安を抱え、ここまで予定通りの練習は消化できず。厳しい状況だが、最大目標の20年東京五輪につなげるため、初の42.195キロを疾走する。

 口数少ない高校3年生の少年は、力強く宣言した。「世界で通用するマラソン選手になりたいです」。指揮官はうなずいた。「世界を目指そう」。11年冬、東洋大の入試でのワンシーン。服部勇と酒井監督は、早くからマラソン挑戦を見据えていた。あれから3年余り。東洋大の新主将に就任した21歳が、22日の東京マラソンで初めて42.195キロのスタートラインに立つ。

 在学中に学生トップ選手が主要マラソンに出場する例は多くない。正月に行われる箱根駅伝と、マラソンシーズンが重なるから。だが、20年東京五輪でのメダル獲得を狙う服部勇にとっては、当然の選択だった。「(東京五輪から)逆算して今年からマラソンをやらないといけない」。16年リオデジャネイロ五輪も視野に入れる。東京マラソンで今夏の世界選手権の代表になり、同選手権日本人最上位入賞でリオ切符獲得が理想だ。

 昨年の熊日30キロロードでは1時間28分52秒の学生新記録をマーク。東京に狙いを定め、箱根駅伝までに40キロ走を行うなど順調だったが、今は試練に直面している。箱根後、左大腿と右アキレス腱に不安を抱え、調整に狂いが生じた。質の高い練習はできず、ジョギングが中心。「バランスが崩れて体と頭にギャップがある」と言いながら、「気持ちは切れていない」と力を込めた。

 マラソンの学生記録は藤原正和(当時中大)が持つ2時間8分12秒だが、服部勇は2時間10分切りを目標に定める。2時間4分15秒のムタイ(ケニア)を筆頭に、4分台が5人エントリーする東京は序盤からハイペース必至。「先頭(集団)で行きます!世界トップクラスの走りを体感できる。5年後を見据えた走りをしたい」。初マラソンの東京で快走すれば、TOKYOへの道筋がはっきり見える。

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