白鵬の審判部批判で師匠謝罪「『すみませんでした』と言っていた」

[ 2015年1月28日 17:01 ]

 大相撲の横綱白鵬が初場所後の記者会見で審判部の勝負判定を批判した件で、師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)は28日、東京都内の白鵬の自宅で27日に約1時間話し合ったことを明らかにした。「(白鵬は)静かにうなずいていた。『すみませんでした』と言っていた」と説明した。

 同親方は日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)と伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)に27日に直接謝罪し、白鵬の反省の気持ちも伝えたという。同理事長は「弟子の監督責任があるから、師匠から十分に注意するように言った」と述べ、29日の定例理事会や師匠会で議題に挙げないとした。

 伊勢ケ浜部長は「(白鵬が)自分で自分の価値を下げる言動をしたのは非常に残念だ」と嘆いた。28日の春場所番付編成会議で話題になったが、審判部は横綱に直接注意しないことを決めた。同部長は「師匠が威厳を持って対応しなければ」と話すにとどめた。

 白鵬は26日の会見で、初場所13日目の大関稀勢の里戦に物言いがついて取り直しとなった勝負判定を「勝っている相撲だった。子どもが見ても分かる」などと異例の発言をした。

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