錦織4強ならず…前年覇者ワウリンカに完敗 83年ぶり快挙逃す

[ 2015年1月28日 14:12 ]

全豪オープン男子シングルス準々決勝、悔しがる第5シードの錦織圭(AP)

 テニスの四大大会第1戦、全豪オープン第10日は28日、メルボルンで行われ、男子シングルス準々決勝で第5シード錦織圭(25=日清食品)は第4シードで前年覇者のスタニスラス・ワウリンカ(29=スイス)と対戦。3―6、4―6、6―7(6―8)でストレート負け喫し、初の準決勝進出はならなかった。

 世界ランキング5位と4位の激突。昨年の全米オープンでも準々決勝で対戦し、フルセット、4時間超の熱闘の末に勝利した錦織だったが、立ち上がりはファーストサーブの確率が悪く苦戦。1―2からの第4ゲームでブレークを許すと、ブレークバックのチャンスを作れないまま、ワウリンカに押し切られ、第1セットを失った。

 第2セットはゲームカウント2―2からサービスゲームを落とし、4―5から初めてブレークポイントを迎えたが、ワウリンカの強力サーブに屈して4―6。後がなくなった第3セットは第2ゲームでワウリンカのサービスゲームをブレークしたものの、すぐにブレークバックを許し、結局タイブレークの末にこのセットを失って無念のストレート負けとなった。

 全豪で4強入りなら日本男子としては1932年の佐藤次郎以来83年ぶりの快挙だったが、前年覇者の強力なストロークの前に完敗。悲願の四大大会初制覇は全仏オープン(5月24日開幕)に持ち越しとなった。

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