北京五輪金 朴泰桓に薬物陽性反応「知らないうち投与」主張

[ 2015年1月28日 05:30 ]

韓国の朴泰桓

 08年北京五輪の競泳男子400メートル自由形の金メダリスト、朴泰桓(25=韓国)が国際水泳連盟(FINA)による検査で禁止薬物に陽性反応を示したと26日、聯合ニュースが報じた。

 所属チームは昨秋の仁川アジア大会前、韓国の病院でカイロプラクティック(整体療術)などを無料で受けたときの注射が原因とした。当時も禁止薬物が含まれていないか確認したそうで「投与の理由や目的を糾明するため民事、刑事上の責任を問う」としている。

 中央日報によると朴泰桓側は先週、傷害容疑で病院を告訴。ソウル中央地検が捜査中で、本人は既に事情聴取を受けたという。27日には筋肉増強効果のあるテストステロンの成分を含む注射を受けていたと韓国検察が確認したことが判明。一部メディアは予防義務は選手にあるとの韓国アンチ・ドーピング機構関係者の見方を伝え、16年リオデジャネイロ五輪に出られない可能性に言及した。

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2015年1月28日のニュース