美宇 リオ切符獲り気合「上の選手に勝てれば」海外4大会へ出発

[ 2015年1月28日 05:30 ]

 卓球の世界選手権(4月26日開幕、中国・蘇州)日本代表の平野美宇(14=エリートアカデミー)が27日、ハンガリー・オープン(28日開幕)に出場するため羽田発の航空機で出発した。中東も含めて約1カ月、4大会にシングルスで出場予定。「リオは8月までで決まる。世界選手権もあるので1大会ずつ頑張りたい」と五輪出場への思いを口にした。

 16年リオデジャネイロ五輪の出場枠は1カ国・地域で男女とも最大3人。9月発表の世界ランキングで日本の上位2人が大陸予選でシングルスの出場権(アジアは11人)獲得を目指す。2人とも出場権を得た場合、さらに団体戦要員1人が選ばれ、日本は世界ランク3番手の選出が濃厚。14歳の平野はシニアのワールドツアーに加え、U―21の試合にも出場でき、世界ランクを上げるポイントを獲得しやすい。女子日本代表の村上監督も「リオに選ばれる可能性は高い」と期待を寄せる。平野はパワーのある海外選手のボールを打ち返す練習を重ね「ランキングが上の選手に勝てればいいと思う」と意気込む。20年東京五輪の星が、ひと足早くリオ五輪にも挑戦する。

 ≪長谷部、乾と同便に興奮≫平野はドイツ経由でハンガリー入りする旅程で、サッカー日本代表の長谷部、乾と同便だった。2つ隣のチェックインカウンターに長谷部がいたことを報道陣に伝えられると「え!?そうなんですか!?全然気づかなかった」と興奮していた。

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2015年1月28日のニュース