ワウリンカ、錦織に全米の雪辱 タイブレーク「かなりドキドキ」

[ 2015年1月28日 15:46 ]

錦織を下して4強入りし、両手を突き上げるワウリンカ(AP)

テニス全豪オープン第10日・男子シングルス準々決勝 スタニスラス・ワウリンカ 6―3、6―4、7―6 錦織圭

(1月28日 メルボルン)
 世界ランキング4位、前年の覇者で第4シードのスタニスラス・ワウリンカ(29=スイス)が日本のエース錦織圭(25=日清食品)の四大大会初制覇の夢を打ち砕いた。

 220キロ超の強力サーブと屈指のストローク力を武器に錦織にブレークチャンスさえ与えないまま2セットを連取。第3セットの第2ゲームでブレークを許したものの、すぐにブレークバックし、タイブレークでは6―1から6―6に追いつかれながらも、そこから2ポイント連取して粘る錦織を振り切った。

 「(タイブレークは)かなりドキドキした。まだ緊張しているよ。最初はよかったけど、彼(錦織)の調子もよかったし、少し守りに入ってしまった」とワウリンカ。昨年の全米オープンでも準々決勝で対戦し、フルセット、4時間超の熱闘の末に敗れた錦織にリベンジ。それもストレートの快勝とあって自然に笑みが浮かんだ。

 前年覇者として臨む今大会。「(王者を)守る気持ちはないし、連覇も意識していない。いつも新しい気持ちで臨んでいる」と言い切る。

 準決勝では第1シードのノバク・ジョコビッチ(27=セルビア)と第8シードのミロシュ・ラオニッチ(24=カナダ)の勝者と対戦。いずれにしても厳しい試合が予想されるが「最初のラウンドから楽な試合はなかったが、ここまではいいプレーができている。いい準備をして残り2試合に臨みたい」と気合を入れ直した。

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