自転車の長塚が引退表明「体力的に上を目指せない」

[ 2015年1月28日 17:48 ]

 2004年アテネ五輪の自転車男子チームスプリントの銀メダリストで、競輪選手としても活躍した長塚智広(36)が28日、東京都内で記者会見し、引退を表明した。長塚は「体力的にこれより上を目指せない。五輪でもメダルを取れないと考えた」と理由を語った。

 茨城・取手一高出身の長塚は1998年に競輪デビュー。五輪はシドニー大会から3大会連続で出場した。競輪では2011年にG1の競輪祭を制し「やり残したことはない」と胸を張った。

 日本競輪選手会からの脱会騒動で昨年5月からの1年間の出場自粛勧告を受け、レースから遠ざかっている間に決断。「東京五輪に向け、走る以外にやることが見つかった」と話し、今後は競技の普及活動などに取り組む意欲を示した。

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2015年1月28日のニュース