「2020年、世界を変えよう」組織委が大会ビジョン骨子発表

[ 2014年10月11日 05:30 ]

トークショーに参加した(左から)小野清子さん、三宅義行さん、大林素子さん、上村愛子さん、大日方邦子さん

 夢舞台へのイメージが見えてきた。1964年東京五輪の開幕から50年の節目を迎えた10日、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は「スポーツには世界と未来を変える力がある。1964年、日本は変わった。2020年、世界を変えよう」とする2度目の東京五輪の大会ビジョン骨子を発表した。

 骨子の基本コンセプトは、(1)すべての人が自己ベストを目指そう(2)一人一人が互いを認め合おう(3)未来につなげようの3項目。56年ぶりの夢舞台への開催理念は、具体化した上で来年2月までに国際オリンピック委員会(IOC)に提出する大会開催基本計画に盛り込む。組織委の武藤事務総長は、「64年はハードのレガシー、社会インフラが中心だったが、20年はソフトのレガシー。次世代の心にレガシーを残す大会になる」と話した。

 大会ビジョンの骨子は、第1回の顧問会議でも発表された。パラリンピックでメダル10個を獲得し、10年に現役を引退した大日方邦子さんが「20年は一つの通過点。終わった時に未来が明るいと感じられる大会に」と話すなど、出席したアスリートらも賛同していた。

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2014年10月11日のニュース