ナダル 3試合連続で第1セットを落としても逆転16強

[ 2014年6月29日 05:30 ]

ウィンブルドン男子シングルス3回戦、プレーするラファエル・ナダル

ウィンブルドン選手権第6日

(6月28日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 男子シングルス3回戦で第2シードのラファエル・ナダル(28=スペイン)が世界ランキング63位のミハイル・ククシュキン(26=カザフスタン)に6―7、6―1、6―1、6―1で逆転勝ちし、4回戦に進出した。第10シードで世界ランキング12位の錦織圭(24=日清食品)の3回戦やクルム伊達公子(43=エステティックTBC)の女子ダブルス2回戦は降雨のために開始時間が大幅に遅れた。

 最後はフォアの逆クロスがうなりを上げて相手コートの隅に突き刺さった。第1セットの苦戦がうそのように3セットを連取。ナダルは丸太のような腕を突き上げて喜んだ。

 「第1セットはサーブのミスがいくつかあった。全てのボールに対してファイトができているし、いいプレーができている」。1回戦から3試合連続で第1セットを落としての逆転勝ち。前哨戦のゲリー・ウェバー・オープンは初戦で敗退し、芝コートで調整が足りないままウィンブルドン入りした。その不安を本番のコートで解消しているかのような試合展開だ。

 昨年、一昨年と大会2週目まで勝ち残ることができなかったが、今年は伏兵に足をすくわれることなく3年ぶりに16強入りした。貴賓席には元サッカー選手のベッカム氏ら英国の有名アスリートが集結。テニス界のスーパースターもきっちりと存在感を示した。

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2014年6月29日のニュース