平野美宇 福原愛以来12年ぶり中学生ア大会代表に

[ 2014年6月29日 05:30 ]

平野美宇

 日本卓球協会は28日、9月19日に開幕するアジア大会(韓国・仁川(インチョン))の代表男女計10人を発表した。女子では中学2年の平野美宇(14=エリートアカデミー)が初選出された。3月にワールドツアー史上最年少優勝を果たした女子のホープ。02年釜山大会の福原愛以来となる中学生代表として国際総合大会デビューを果たす。女子は福原(ANA)、石川佳純(全農)若宮三紗子(日本生命)平野早矢香(ミキハウス)も代表入りした。

 日本卓球の次代を担う中学生に飛躍の舞台が用意された。中国や韓国など強国がそろうアジア大会は、世界選手権にもひけをとらない高いレベル。先月の代表選考会は1回戦で敗れていた平野美だが、2枠あった強化部推薦の1人に選ばれた。

 現在の世界ランキングは日本人5番目の30位まで上昇している。代表が5枠であることを考えれば順当な選考だが、平野美はこの先の目標を11月の世界ジュニアや年末のアジアジュニアに置いていた。それがジュニアからシニアへ“飛び級”で1段階上のステージに立つことになった。

 13歳で出場した3月のドイツ・オープン女子ダブルスでは同い年の伊藤美誠(スターツ)とともに優勝。賞金額を聞かされた瞬間の“びっくり顔”は大きな話題にもなった。翌週のスペイン・オープンでも2週連続優勝を達成するなど、国際舞台で着実に経験を重ねている。2年後のリオデジャネイロ五輪出場を目指していく上でも、ここで実績を残しておくことは重要なステップになる。

 12年前には福原愛が日本代表最年少選手としてアジア大会の舞台を踏んだ。福原は団体戦の予選リーグではウズベキスタン選手に勝ち、女子ダブルスにも出場した。当時の福原のように、平野美は先輩たちと同じ時間を過ごしながら、チームの一員として大舞台特有の緊張感にも接することができる。

 荻村杯ジャパンオープンは右手首のケガで欠場したが、本番までの調整期間を考えれば不安はない。世界選手権団体戦ではかなわなかった代表入りだが、期待と希望と日の丸を背負ってアジア大会に乗り込む。

 ◆平野 美宇(ひらの・みう)2000年(平12)4月14日、静岡県生まれの14歳。2歳で山梨県中央市に転居。筑波大卓球部主将だった母・真理子さんがコーチを務める卓球教室で、3歳から競技を始める。小学生で全日本選手権一般の部女子シングルス通算6勝の最多勝利記録を持つ。今年4月のワールドツアー・ドイツOPでは、伊藤美誠(スターツ)と組んだ女子ダブルスで最年少優勝を果たした。エリートアカデミー所属。

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