愛璃 パター変更奏功7位浮上、アナ雪でリフレッシュ

[ 2014年6月29日 05:30 ]

スコアを伸ばし笑顔を見せる斉藤愛璃

女子ゴルフツアー アース・モンダミン・カップ第3日

(6月28日 千葉県袖ケ浦市 カメリアヒルズ・カントリークラブ=6516ヤード、パー72)
 首位と4打差の13位から出た斉藤愛璃(24=程ケ谷CC)は6バーディー、2ボギーの68で回り、通算9アンダー、207で7位に浮上した。パターの変更が奏功し、順位を押し上げた。酒井美紀(23=国際スポーツ振興協会)と全美貞(ジョンミジョン)(31=韓国)がともに64をマークし、14アンダーで首位に並んだ。
【第3R成績】

 空はあいにくの雨となったが、斉藤の表情は対照的に晴れやかだった。最終18番で2メートルのバーディーパットを沈め、「後半はパーで我慢して最後にバーディーが来て、トータルで完璧と言っていいほど良かったと思う」と胸を張った。

 最近はパットの距離感に悩んでいたが、前週パターをピン型からツーボール型に変え、併せてグリップを変更。これまでよりもグリップを太くしたことで手首が固定され「体幹や肩などの大きい部分で打てるようになり、距離感が合ってきた」と悩みが吹き飛んだ。

 今季は開幕戦で2位に入ったものの、その後は振るわず、14試合に出場して8度の予選落ち。それでも「ツアーに出場し始めて3年。考え方も変わってきた」と思い通りの結果が出なくても、引きずることがなくなった。オフには映画「アナと雪の女王」を見に行くなどうまくリフレッシュできるようにもなった。

 首位と5打差だが、パットの復調で優勝への期待も膨らむ。「もちろん優勝も目指したいけど、ベストのプレーができるようにしたい」。美人プロは静かに闘志を燃やした。

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