茂木ママ、復帰戦11位発進 状態は「妊娠前の8割がた」

[ 2014年6月27日 05:30 ]

14番、ティーショットを放つ茂木宏美

アース・モンダミン・カップ第1日

(6月26日 千葉県袖ケ浦市 カメリアヒルズ・カントリークラブ=6516ヤード、パー72)
 2月に出産し、ツアー復帰戦となった茂木宏美(37=赤城CC)は5バーディー、2ボギーの3アンダー、69で、首位と3打差の11位につけた。会場には長女・和奏(わかな)ちゃんも姿を見せ、愛娘の前で上々のゴルフを披露した。66で回ったアン・ソンジュ(26=韓国)が首位に立った。

 ママは強かった。茂木は「想像していたよりいい緊張感でやれた」と、1番パー5で1Wを振り抜くときっちりフェアウエーをキープ。3打目でピンまで4メートルに運ぶと落ち着いて沈め、バーディー発進した。昨年10月の日本女子オープン以来、約9カ月ぶりのギャラリーからの拍手で火がついた。続く2番でもバーディーを奪うなどアウトは4バーディー。後半はスコアを1つ落としたが、首位と3打差は上々だ。

 状態は「妊娠前の8割がた」と言うが、大会1カ月前から所属の赤城カントリークラブで練習ラウンドを行い入念に調整した。「試合になるとスイッチが入ることもあって、長いクラブの飛距離は大丈夫」と飛距離も戻りつつある。出産後は、「以前ならボギーを打った後は悔しがっていたが、今は“こんな顔をすると(娘に)泣かれる”とセーブできている」と心の余裕もできた。この日の自己採点は「90点」。ママは笑顔で上位を狙う。

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2014年6月27日のニュース