羽生 帰国会見で決意「チャンピオンらしく強いスケーターに」

[ 2014年2月25日 14:15 ]

<ソチ五輪日本代表選手団帰国>金メダルを獲得したフィギュアの羽生は成田空港に集まったファンの歓声を浴びる

 ソチ五輪に参加した日本選手団が25日9時半ごろ、チャーター機で帰国した。フィギュアスケート男子で日本選手初の金メダリストとなった羽生結弦(ゆづる、19=ANA)、同女子の浅田真央(23=中京大)、スノーボード女子パラレル大回転銀メダルの竹内智香(30=広島ガス)、フリースタイルスキーのハーフパイプ女子で銅メダルの小野塚彩那(25=石打丸山ク)らが成田空港に到着した。

 この後、15日に帰国したスノーボード男子ハーフパイプ銀メダリスト・平野歩夢(15=バートン)と銅メダリスト・平岡卓(18=フッド)とともに、羽生、竹内、小野塚のメダリストが都内で記者会見を行った。開閉会式で旗手を務めたカーリング女子の小笠原歩(35=北海道銀行)やスピードスケート女子団体追い抜き4位で副将の田畑真紀(39=ダイチ)と橋本聖子団長らも同席した。

 フィギュアスケートで日本男子初の金メダルに輝いた会見の主役、羽生はカメラマンのフラッシュの中、「たくさんの応援をありがとうございます。胸に金メダルを掲げて帰ってこられ、誇らしく思います」と堂々と振り返った。「チャンピオンらしく強いスケーターになれるよう頑張っていきます」と今後の目標も力強く宣言。そして「早く世界選手権に向けて練習をしたい」と新たな戦いへと前を向いた。

 ノルディックスキー・ジャンプ男子で個人ラージヒル銀、団体銅を獲得し、日本選手団の主将を務めた葛西紀明(41=土屋ホーム)、団体メンバーの清水礼留飛(20=雪印メグミルク)竹内択(26=北野建設)伊藤大貴(28=雪印メグミルク)、さらにノルディック複合個人ノーマルヒル銀メダリスト渡部暁斗(25=北野建設)らはすでに帰国し、24日までにW杯に出場するため、欧州に旅立っている。

 日本が獲得した金1、銀4、銅3の計8個のメダルは、1998年長野五輪の10個に次ぎ、海外の冬季五輪で最多を記録した。

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