竹内　スノボを「知ってもらえた…メダル以上の喜び」

＜ソチ五輪日本選手団帰国会見＞報道陣の質問に答える竹内智香

　ソチ五輪スノーボード女子パラレル大回転で銀メダルを獲得した竹内智香（３０＝広島ガス）が２５日、橋本聖子団長（４９）、フィギュアスケート男子の羽生結弦（１９＝ＡＮＡ）らとともに帰国。東京都内のホテルで会見した。

　４度目の五輪で「初めてどのように勝ちにいくか分かった」と言う。そして世界一を目指した竹内は、銀メダルという結果には満足しておらず「悔しい」という言葉が口をついた。

　ただ、スノーボードという競技自体がまだ「マイナー」という思いがある。その中で「たくさんの人に知ってもらえたのはメダル以上の喜び」というのは本音だろう。報奨金については「今回の結果は１人で獲れたものではない。コーチやサービスマンの支えが大きかったので、３人で分けたいと思います」と言い、自分の“取り分”も「活動費に充てたい」と語った。

　「次世代につながるように頑張っていきたい」。自分自身と競技のさらなる高みを目指す。