“角界のプリンス”隠岐の海　小手ひねりで大関連破！

琴奨菊を小手ひねりで下す隠岐の海（右）

大相撲初場所２日目

（1月13日 東京・両国国技館）
　西前頭筆頭の隠岐の海が大関を連破した。初日は鶴竜を寄り切って完勝。この日は琴奨菊に左四つの不利な体勢を作られたが、粘った末に最後は力強く左から小手ひねりで仕留めた。

　昨年初場所４日目に北太樹が旭日松に勝って以来となる珍しい決まり手で大関撃破を果たしたが「内容が悪い。良くないですけど勝てたのは良かった」と満足していなかった。

　角界随一のイケメンで、年明けに東京・浅草で行われた相撲協会主催のトークイベントでは“角界のプリンス”と紹介された。かつては人気大関の初代貴ノ花がそう呼ばれただけに、本人は「プリンじゃないの？」。自慢のトーク力にも日々磨きをかけているが、本業の相撲でも「世界に羽ばたくしかない」と息巻いている。３日目の白鵬戦は過去１０戦全敗。「汚い相撲で勝っても自信にならない」と正々堂々挑むことを誓った。