天理大・大野が合宿合流 「柔道人生第2章」と再出発の誓い

[ 2014年1月6日 17:27 ]

強化合宿で海老沼匡(左)と乱取りをする大野将平

 柔道の日本男子が6日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を報道陣に公開し、下級生への暴力行為で科された全日本柔道連盟(全柔連)の競技者登録停止処分が解けて強化指定選手に復帰した73キロ級の世界選手権覇者、大野将平(天理大)が合流して乱取りなどを行った。

 大野は練習前に記者会見して「本当に申し訳なく思う。人間としてどうあるべきかを考えさせられた」と反省の言葉を口にした。3カ月の処分期間中は筋力トレーニングなどをしていたという。今後に向け「自分の柔道人生第2章はここから始まる。最強かつ最高の選手になれるよう心機一転、努力する」と出直しを誓った。

 日本男子の井上康生監督は大野を2月の欧州遠征メンバーに選ぶと明言し「やったことを彼自身が受け止め、人間的に成長できるように指導していく」と話した。ことしのスローガンには「変化と進化」を掲げ、懸案の重量級再建については「技術力と体力をつけさせる」と語った。

 4日に始まった合宿は7日に終了する。

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