日馬富士 本格的な稽古再開も、左足首「だめだ…」

[ 2014年1月6日 05:30 ]

左足首痛を抱え、初場所に向け不安を残す日馬富士

 大相撲の初場所(12日初日、両国国技館)で2場所連続優勝を目指す横綱・日馬富士(29)が5日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で左足首を痛めて以来初めて関取衆と稽古を行った。2週間前のトレーニング中に負傷。初日まで残り1週間となったこの日から意を決して本格的な稽古を再開したが不安を残す内容となってしまった。

 弟弟子の幕内・宝富士を相手に喉輪攻めで2連勝したところで、テーピングをした患部を引きずりながら「だめだ…」とつぶやいて休憩。しばらくしてから再開したものの、左足首に負担をかけないように簡単に土俵を割る場面もあり、計9番(6勝)取ったところで切り上げた。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は「見ての通り。厳しい」と状態が芳しくないことを認めた上で「地力があるから。あとは自分で調整するしかない」と話した。本場所までの時間は限られているが、横綱は「自分の体と相談しながらやっていくしかない」と淡々と話していた。

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2014年1月6日のニュース