NYシティー・マラソン 今井が6位健闘、川内は11位

[ 2013年11月5日 06:00 ]

NYシティーマラソン男子で6位に入った今井

 ニューヨークシティー・マラソンは3日に行われ、男子の今井正人(トヨタ自動車九州)が2時間10分45秒で6位に入った。川内優輝(埼玉県庁)は2時間12分29秒で11位。ジョフリー・ムタイ(ケニア)が2時間8分24秒で優勝した。女子の重友梨佐(天満屋)は2時間31分54秒で11位。プリスカ・ジェプトゥー(ケニア)が2時間25分7秒で優勝した。車いすの部では女子の土田和歌子(サノフィ)が2位に入った。

 終盤の失速を繰り返してきた今井が初の海外マラソンで6位に入賞した。22キロすぎでペースを上げた先頭集団から遅れたものの10番手前後をキープ。起伏のあるコースで35キロ以降も勢いを保ち「前の選手が止まっているのが見えたので元気になった」と順位を上げた。順大時代は箱根駅伝5区で大活躍した「元祖・山の神」。目標の2時間10分切りは逃したものの「前向きなマラソンになった」と充実感に浸った。

 ≪川内入賞逃すも「勉強になった」≫公務員ランナーの川内は22キロすぎに先頭集団から離されていき、目標の6位には届かなかった。それでも、ペースメーカーがいないレースで前半から駆け引きするトップ集団を肌で感じ、「今回は本当に勉強になった」と何度も繰り返した。残り1キロ付近では、ロンドン五輪と今年の世界選手権を制したスティーブン・キプロティク(ウガンダ)を抜き、「自信になった。そこだけは収穫です」と笑みをのぞかせた。

 ≪重友はレベルの差痛感≫ロンドン五輪女子代表の重友は、消化不良のレースに肩を落とした。序盤のスローペースにはまって積極的なレースができず、25キロ手前からのペースアップについていけなかった。「うまく切り替えられず、そこで一気に空いてしまった。五輪もそうだったが、上がる時は急激にペースが上がっていく」とレベル差を痛感していた。

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2013年11月5日のニュース