スポニチ奥州前沢マラソン　３０キロ男子は小川、女子は鈴木Ｖ

[ 2013年11月5日 06:00 ]

　第３１回スポニチ奥州前沢マラソン（スポニチ主催、サンキスト・グロワーズほか協賛）が４日、岩手県奥州市前沢区で３０５７人がエントリーして行われた。３０キロ男子は小川智寛（２４）が１時間４１分２９秒で、同女子は鈴木絵里（２９）が１時間５５分４０秒でそれぞれ初優勝した。また招待選手として０４年アテネ五輪女子マラソン代表の坂本直子さん（３２）が１０キロの部に参加し大会を盛り上げた。

　＜３０キロ男子＞小川が見事初出場初優勝を飾った。スタートから飛ばしていき、５キロ近辺から独り旅。２０キロ地点で「足の状態がよかったからいけると思った」と勝利を確信。終わってみれば２位に５分近い差をつける快勝だった。来月１日の福岡国際マラソンに向けての練習目的で出場。「あと１カ月は調整なので最後の大会で結果が出てよかった」と白い歯を見せた。

　＜３０キロ女子＞同大会ハーフの部で３度の優勝がある鈴木が、３０キロでもその強さを見せつけた。負けられない理由があった。鈴木の一番の応援団だった祖父の鉄宣（てつのぶ）さんが１０月３１日に８６歳で死去。本来は４日が葬儀だったが、鈴木のために親族が３日に変更。予定通り大会に出場できることとなり、見事独走Ｖを飾った。「祖父に良い報告ができます」と笑顔で会場を後にした。

　【３０キロ】▽男子３９歳以下　（１）小川智寛１時間４１分２９秒（２）伊藤伸一１時間４６分２４秒（３）原田貴行１時間４７分４４秒▽同４０歳以上　（１）安田一征１時間４９分２３秒（２）安島雄二１時間５０分５３秒（３）鈴木考１時間５３分２２秒▽女子　（１）鈴木絵里１時間５５分４０秒（２）橋本美加２時間２分２０秒（３）伊藤優美子２時間７分５９秒

　【ハーフ】▽男子３９歳以下　（１）三浦高充１時間１４分３０秒（２）安部慎也１時間１５分１７秒（３）小原民男１時間１５分２０秒▽同４０～４９歳　（１）平連悦１時間１７分４０秒（２）山田雅也１時間１８分１０秒（３）佐々木浩孝１時間１９分０秒▽同５０歳以上　（１）石岡尊広１時間２０分８秒（２）村上正１時間２０分４０秒（３）岩井寛明１時間２５分１秒▽女子３９歳以下　（１）斉藤麻衣１時間４０分２９秒（２）伊藤香里１時間４１分４秒（３）高橋絵利奈１時間４１分６秒▽同４０歳以上　（１）高橋美紀１時間２６分３３秒（２）赤坂玲子１時間３８分２７秒（３）長塚弘子１時間３９分４秒

　【１０キロ】▽男子２９歳以下　（１）小野寺敬３３分１１秒（２）千田駿弥３４分３６秒（３）中山貴史３５分３秒▽同３０～３９歳　（１）田口康平３４分１２秒（２）本舘正雄３４分２３秒（３）後藤隆哉３６分１１秒▽同４０～４９歳　（１）相沢信也３３分２８秒（２）水野肇３４分５０秒（３）小野寺勝彦３５分３８秒▽同５０～５９歳　（１）畠山一則３５分１０秒（２）今野晴朗３７分８秒（３）千葉薫３８分２８秒▽同６０～６９歳　（１）茂木博３８分４５秒（２）富谷俊信３９分８秒（３）橋本久３９分４９秒▽同７０歳以上　（１）森川鉄雄４３分４３秒（２）藤原円治郎４４分５２秒（３）稲田修４５分６秒▽女子３９歳以下　（１）小笠原有理４１分２３秒（２）庄司夏子４１分３５秒（３）田村朋子４５分４９秒▽同４０歳以上　（１）児玉由美４１分３０秒（２）相馬けい子４４分８秒（３）小野寺たけ子４５分２６秒▽高校男子　（１）北山友基３３分２５秒（２）夏井瑠偉３３分４７秒（３）仲田陽一３３分５２秒▽高校女子　（１）佐藤春花４０分４秒（２）松川日和４２分１２秒（３）加藤千貴４２分１９秒

　【ミニ（４・２１キロ）】▽男子６０歳以上　（１）八重樫光男１５分５０秒（２）江村貞次１６分２７秒（３）坂田稔１６分４１秒▽女子６０歳以上　（１）石川セイ子１９分５秒（２）富樫良子１９分３８秒（３）八巻和子２０分２８秒▽中学男子　（１）浅井崚雅１４分１４秒（２）紺野颯志１４分２３秒（３）阿部龍生１４分３２秒▽中学女子　（１）千葉栞奈１５分７秒（２）大戸里桜１５分５０秒（３）上山遥香１６分１０秒▽リトル　（１）繋寛人１５分３７秒（２）熊谷真輝１６分１秒（３）山岸琉音１６分４８秒

　【ハーフミニ（２・１０キロ）】▽リトル　（１）伊藤巧翔７分４２秒（２）鈴木完司７分５４秒（３）安保敬仁７分５４秒

　※同タイムの順位は１秒未満のタイム差による