PGA会長ら総辞職へ 元副会長らの暴力団との不祥事で

[ 2013年11月5日 20:00 ]

 日本プロゴルフ協会(PGA)は5日、東京都内で臨時理事会を開き、元副会長らが在職中に暴力団幹部とゴルフをするなど交際があった問題の責任を取り、森静雄会長(60)ら執行部を含む代議員が総辞職し、信頼回復へ出直しの選挙を行う方針を固めた。

 手続きとして全国の代議員91人の辞表を取りまとめる必要があるが、年末までに終える見込み。来年1月に代議員選挙が実施され、選出された理事の中から新会長が決まる。森会長は「再発防止策は信頼を受けた者がやらなくてはならない。全てを新体制にするための総辞職だ」と説明した。

 公益社団法人のPGAは倫理規定で暴力団との交際などを禁じているが、元副会長の前田新作氏(61)と元理事の阪東忠義氏(67)はことし3~6月に、詐欺罪で起訴された特定抗争指定暴力団、道仁会(福岡県久留米市)会長の小林哲治被告とともにプレーや会食をしていた。両氏には10月末に退会処分が科され、PGAは組織の綱紀粛正が急務となっていた。

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2013年11月5日のニュース