十両は照ノ富士が初優勝 本割で追い付き優勝決定戦制す

[ 2013年9月30日 06:00 ]

鏡桜との決定戦を制し、新十両で優勝を果たした照ノ富士(右)

大相撲秋場所千秋楽

(9月29日 両国国技館)
 十両は照ノ富士が初優勝した。本割で鏡桜を破って3敗で並び、優勝決定戦では胸を合わせて左を抱え、1メートル92、172キロの巨体を生かして寄り切った。「今場所は落ち着いて取れた。自信になった」と笑顔。

 3年前に入門した間垣部屋の閉鎖で、3月に伊勢ケ浜部屋に移籍。横綱・日馬富士ら関取衆が多くいる恵まれた環境で強くなった。西11枚目だけに、来場所の新入幕は微妙だが「早く幕内上位とやりたい」と意欲を見せた。

 ◆照ノ富士(てるのふじ=本名ガントルガ・ガンエルデネ)西11枚目、モンゴル・ウランバートル出身、伊勢ケ浜部屋。相撲留学した鳥取城北高から間垣部屋に入門し、11年5月の技量審査場所初土俵。部屋閉鎖のため、今年3月に移籍した。今場所が新十両。得意は右四つ、寄り。1メートル92、172キロ。21歳。

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2013年9月30日のニュース