横審、日馬富士に同情的 長期的に注視の方針

[ 2013年9月30日 19:25 ]

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は30日、東京・両国国技館で定例の会合を開き、29日終了の大相撲秋場所で2場所連続の10勝5敗に終わった横綱日馬富士について強い批判は出ず、同情的な意見が多かった。来年いっぱいまで、長期的に注視する方針となった。

 内山斉委員長によると、足首などにけがを抱える日馬富士が序盤で2敗したものの、休場せずに盛り返したことへの評価が大勢を占めた。名古屋場所後、日馬富士が秋場所も不振だった場合に横審として激励する可能性を示唆していた同委員長は「他の委員も、激励という次元ではなく、もう少し様子を見守ろうという意見だった」と説明した。

 4場所連続27度目の優勝をした横綱白鵬を絶賛し、11勝4敗だった大関稀勢の里の奮起を促す声も出た。途中休場するまで9勝した新入幕の遠藤を褒める委員もいた。

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2013年9月30日のニュース