パワーアップした小平 ベンチプレスで重量挙げ・三宅超え

[ 2013年9月24日 15:49 ]

練習を公開し、記者会見で笑顔を見せるスピードスケート女子の小平奈緒

 ソチ冬季五輪でメダル獲得が期待されるスピードスケート女子の小平奈緒(相沢病院)が24日、長野市エムウエーブで氷上練習を報道陣に公開し「体力面の課題は克服できている。氷の上の動きにもつながりつつある」と、春からテーマにしてきたパワーアップに手応えを口にした。

 シーズン終盤に体重が落ちることが多かった小平は、合宿に栄養士を同行させるなどして体づくりを一から見直し、体重は約3キロ増えた。体重差もあって単純比較はできないが、小平によるとベンチプレスではロンドン五輪の重量挙げ女子48キロ級銀メダルの三宅宏実(いちご)より重いものを持ち上げられるようになったという。過酷なトレーニングも「どの練習も楽しかった」とさらりと言ってのけた。

 シーズン開幕を約1カ月後に控えたこの日はエムウエーブでの滑り初め。持ち味の重心の低い滑りは、一層力強さを増したように映った。五輪での具体的な目標には言及しなかったが「今はひたむきに、夢中になって(力を)積み上げたい。本番では納得いく滑りを思う存分発揮したい」と、出場すれば2度目となる大舞台を見据えた。

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2013年9月24日のニュース