クルム伊達 初戦突破!東京五輪は?「50歳ですよ」

[ 2013年9月24日 06:00 ]

初戦を突破し、声援に応えるクルム伊達

 女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン第2日は23日、東京・有明テニスの森公園でシングルス1回戦が行われ、世界ランク60位のクルム伊達公子(42=エステティックTBC)が3年ぶりに初戦を突破した。同145位のアナスタシア・ロディオノワ(31=オーストラリア)を6―2、4―1とリードしたところで相手が棄権した。森田あゆみ(23=キヤノン)、土居美咲(22=ミキハウス)も2回戦に駒を進めた。

 28日に43歳となる伊達が危なげない試合展開で勝利を挙げた。第1セット第1ゲームでいきなりブレークすると勢いに乗り、第2セットの4―1の場面で相手が棄権。「思い描いた通りに試合が進められた。疲れはあるので短い試合ができたのは良かった」と振り返った。

 全米オープン直前に痛めた右アキレス腱も帰国後に治療を行い回復し、この日はコートを走り回った。今大会の初戦突破はシャラポワ(ロシア)を破って3回戦に進んだ10年以来、3年ぶり。20年東京五輪挑戦を問われると「いやー50歳ですよ。選手の可能性は100%と言い切ってもいいくらいない」と笑顔で否定。だが「できるサポートは選手じゃなくてもある」と、何らかの形で関わる可能性を示した。2回戦は世界ランク17位のストーサー(オーストラリア)と対戦する。

続きを表示

2013年9月24日のニュース