佐々木 ママさんゴルファー史上初のアルバトロス

[ 2013年8月24日 06:00 ]

13番でアルバトロスを決めた佐々木慶子はクラブとボールを手に笑顔

女子ゴルフツアーCATレディース第1日

(8月23日 神奈川県箱根町 大箱根カントリークラブ=6655ヤード、パー73)
 佐々木慶子(36=スズキトラスト)が13番パー5で、パーより3打少なくホールを終えるアルバトロスをマークした。JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)史上2年ぶり10人目(11回目)の快挙。2アンダー、71で回り21位発進した。7アンダー、66で回った佐伯三貴(28=日立アプライアンス)とナ・ダエ(25=韓国)が首位に並んだ。

 13番パー5、残り220ヤードのフェアウエーからの第2打。佐々木は5Wを握ったが「練習ラウンドで手前からのアプローチが寄らなかった。奥か左に外したい」と思い直し3Wに持ち替えた。ピンに向かったボールはグリーンを転がりカップイン。「(ボールが)強く出てオーバーするかと思った。ピンの根元が見えなくてギャラリーが“入った”と言ったので分かった。びっくりした」

 アルバトロスはJLPGA史上10人目(11回目)でママさんゴルファーでは初。自身は10年前に練習ラウンドで1度経験して以来だ。昨年5月にプライベートのラウンドでホールインワンを達成した後、2度追突事故に遭っただけに「こういうことがあった後は気をつけないと」と笑った。

 3年前に長女を出産。その後は結果が出なかったが、1日のステップアップ・ツアーで10年ぶりに優勝しレギュラーツアー4試合の出場権を獲得。この大会もその権利で出場している。ただ、アルバトロスの後はスコアを伸ばせず満足感はない。「ショットは良いのでパット次第」と巻き返しを誓った。

 ◆佐々木 慶子(ささき・けいこ)1976年(昭51)11月6日、神奈川県川崎市生まれの36歳。札幌日大高出。19歳でゴルフを始め、02年プロ転向。今季の獲得賞金は68万9500円でランク120位。04年富士通レディースの2位が最高成績。下部のステップアップ・ツアーで2勝。家族は夫と長女。血液型B。1メートル62、50キロ。

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