ジャカルタ場所に7千人 東南アジア初巡業で歓声

[ 2013年8月24日 20:44 ]

 大相撲の海外巡業で東南アジア初開催のジャカルタ場所が24日、屋内施設イストラ・スナヤンで7200人余りの観衆を集めて行われ、幕内力士による取組や子どもの力士挑戦などで大いに沸いた。

 海外巡業はウランバートル以来5年ぶりで、イスラム圏でも初の開催。会場には現地在住の日本人の姿も目立ち、自由席に空席があったが、指定席はほぼ埋まった。

 トーナメント戦では大関稀勢の里が準決勝で横綱白鵬を寄り切り、決勝では横綱日馬富士を押し出して優勝した。白鵬を破った際には小型の座布団が舞い、稀勢の里は「雰囲気がいつもと全然違ったが、海外でもたくさん声援をもらえてうれしかった」と感謝した。

 取組以外でも、日馬富士や稀勢の里らが触れ合いイベントで記念撮影に応じ、精力的にファンサービスに努めた。尾車巡業部長(元大関琴風)は「お客さんの歓声が大きいし、力士もよくやってくれている。成功と言っていい」と評価した。

 ジャカルタ在住で27歳の男性会社員、ロニさんは「初めて実際に見て、すごさが分かった。インドネシアではまだ相撲の知名度は低いが、また来てほしい」と喜んだ。

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2013年8月24日のニュース