松山 世界的コーチに指導を志願!全英開幕へ準備万端

[ 2013年7月18日 06:00 ]

通訳を介してコーウェン氏(右)の指導を受ける松山

 男子ゴルフの海外メジャー第3戦、全英オープンは18日(日本時間同日午後)、英国エディンバラ郊外のミュアフィールドで開幕する。初出場の松山英樹(21=東北福祉大)は17日、英国人コーチのピート・コーウェン氏に指導を受け、アダム・スコット(33=オーストラリア)らと練習ラウンドを行い調整した。世界的な名伯楽の下で、さらなるレベルアップを誓った。

 練習ラウンド前、松山は練習場でコーウェン氏に見守られながらショットを繰り返した。10年全米オープン王者のグレーム・マクダウエル、10年全英オープン覇者のルイ・ウェストへーゼン、00、09年欧州ツアー賞金王のリー・ウェストウッド、“神の子”セルヒオ・ガルシアらを指導した世界的コーチは、手取り足取り、時にはスイングの映像を見せながら指導した。

 「参考にするようなことを言われたので、意識したらきょうはうまくいった。あすもきょうのように打てるといい」

 関係者によると「(コーウェン氏は)以前から知っている方で、指導してほしいとお願いした」という。今後も機会を見て指導を仰ぐ方針だ。

 練習ラウンドは前半をスコット、ニック・ワトニー(米国)、ロイド・ソルトマン(英国)と4人、後半をスコットと2人で回った。スコットとは昨年のマスターズ3日目にラウンド。6月の全米オープンの際には松山が声を掛けて練習ラウンドを行う予定だったが、天候不良でキャンセルとなった経緯があった。

 2カ月越しで実現したラウンドを終え、松山は「びっくりするようなショットはなかったが、パットの精度は全然違う。飛距離もかなわない」とマスターズ王者から大きな刺激を受けた。

 それでもスコットは松山について「グレートプレーヤーだ。昨年回った時より体も強くなっているし、球も強くなっている。飛距離も十分だし、小技もいい。何も改良するところはない」と絶賛した。開幕に向け万全の準備を終え松山は「4回(ミュアフィールドを)回ってコースの印象はつかめた。これからどうやって攻めていくか考える。あしたが楽しみ」と自信をにじませた。 

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