稀勢の里　盛り返して５連勝、綱獲り継続へ「気合が入る」

稀勢の里が浴びせ倒しで琴欧洲を破る

大相撲名古屋場所１２日目

（7月18日 愛知県体育館）
　稀勢の里は琴欧洲との力相撲を制し、５連勝と持ち直してきた。相手の右巻き替えに乗じて寄り立て、土俵際で体を預けて浴びせ倒し。「最後は必死だった。調子も上がってきたし、体も動いてきた」と大きくうなずいた。

　北の湖理事長（元横綱）が打ち出し後、残りを全勝して１２勝を挙げれば、来場所も綱とりになるとの見解を示した。報道陣から伝え聞くと「気合が入る。いい具合で頑張れればいい。気負いすぎず、自分のやることをしっかりとやるだけ」と引き締まった表情で闘志を燃やした。