八百長処分の検証チーム 8月の理事会で最終結論

[ 2013年7月14日 20:30 ]

 日本相撲協会の宗像紀夫危機管理委員長(元東京地検特捜部長)は14日の理事会後、同協会が2年前に下した八百長関与認定から処分決定までの検証について、8月中の臨時理事会で最終結論を出すと明言した。

 外部理事も務める宗像委員長は「今月中をめどに最終報告書を作成する。個々の力士に対する調査が適正に行われたかなどを検証し、若干厳しい結論になるかもしれない」と述べた。同委員長によると、事情聴取に応じない処分当時の放駒理事長(元大関魁傑=定年退職)に文書で質問したが「答える必要はない」との回答だったという。

 危機管理委の検証チームは既に、八百長の仲介役とされた元幕下恵那司ら複数の元力士のほか、解雇無効判決を勝ち取って復帰が実現した幕内蒼国来から聞き取り調査を実施。一方で、座長を務めた伊藤滋氏ら八百長問題を調べた特別調査委員会の主要メンバーは事情聴取を拒否し、作業は難航している。

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2013年7月14日のニュース