白鵬 2度目の37連勝!瞬殺で史上初の快挙

[ 2013年7月14日 06:00 ]

千代大龍(手前)を上手出し投げで下す白鵬

大相撲名古屋場所7日目

(7月13日 愛知県体育館)
 横綱・白鵬が平幕の千代大龍を上手出し投げで下し、ただ一人全勝をキープした。これで2度目の37連勝となり、昭和以降では史上初の快挙を成し遂げた。大関・稀勢の里は関脇・豪栄道に完敗して3敗目。今場所の綱獲りは消滅した。1敗は横綱・日馬富士、大関・琴欧洲、平幕・魁聖の3人となった。

 相手の必殺技をしっかりと受け止めた。千代大龍のかち上げは角界随一とも言われるほどの破壊力で、5日目には稀勢の里をのけぞらせて勝利を奪っていた。だが、白鵬はびくともしなかった。すぐに左上手を取ると、出し投げで瞬殺した。

 「どういうタイミングでも備えている。当たる瞬間にかち上げをずらしたというか」。そう話した横綱だが、ずらしているのではなかった。がっちりと右を固め、逆にかち上げをはじき返していた。初顔合わせだった春場所は、立ち合いで変化して突き落としただけに「圧力を恐れた」とも言われたが、この日の勝ち方には文句の付けようがなかった。
 
 6日目まで1敗だった若手の挑戦をあっさりと退け、春場所初日からの連勝は37に伸びた。昭和以降2位の63連勝を記録しているが、37連勝も単独5位の記録。2度の36連勝は双葉山と2人だったが、2度の37連勝は白鵬だけ。記録慣れしている横綱は「本当に大きな白星だったと思います」と淡々と喜んだ。

 12日に母国モンゴルで開かれたモンゴル相撲の全国大会ナーダムでは、父・ムンフバトさんの教え子が優勝し“新横綱”となった。父もこの大会で5連覇している。師弟制覇の快挙をインターネットで見た白鵬は「興奮した」という。それが刺激となり、千代大龍戦で横綱のプライドを示した。自身は年6場所を戦い抜いているだけに「(ナーダムのように)年1場所だったら、50歳までできる」とまで豪語した。

 この日の朝稽古が終わったときは雨だった。「雨が好き」という横綱は「どんな味かなあ」と屋根から滴る雨水を手ですくってペロリとなめた。この旺盛な好奇心が進化の秘密とも言える。会場を去るときも記録を祝うように雨が降っていた。連勝街道は止まる気配がない。

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