川内 涼しい蔵王で走り込み「埼玉はひどいことになっているので」

[ 2013年7月14日 16:49 ]

蔵王合宿で走り込む男子マラソンの川内優輝

 陸上の世界選手権(8月・モスクワ)男子マラソン代表の川内優輝(埼玉県庁)が14日、合宿先の山形市蔵王で取材に応じ「涼しいところでいい練習ができている。埼玉は(猛暑で)ひどいことになっているので」と充実した表情を浮かべた。

 標高約900メートルで午前中の気温は25度前後と走りやすい環境。この日は起伏のある1周2・5キロのクロスカントリーコースを「体が重いなか、どこまで耐えられるか」と30キロ走り込んだ。

 蔵王は埼玉・春日部東高、学習大時代の夏合宿で訪れており、練習後には温泉で疲れを癒やせるとあって「大好きな地。力がもらえる」と話す。他の代表選手が国内外で長期合宿を行う中、川内は勤務に影響しないよう3連休を利用して集中的に走り込み「毎日、密度の濃い練習ができる」と効果を口にした。

 今後は8月17日のレース当日にピークを合わせるため「今から追い込んでも仕方がない。調整を優先する」という。21日の士別ハーフマラソン、28日の釧路湿原マラソン(30キロ)を走って感覚を研ぎ澄まし、2度目の世界選手権に備える。

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2013年7月14日のニュース