五輪競技入りへプレゼン 野球とソフトは緊張感、レスリングに拍手

[ 2013年5月29日 23:59 ]

IOC理事会でのプレゼンテーションに向かう国際レスリング連盟の関係者を握手で送り出す吉田沙保里選手(左)=29日、ロシア・サンクトペテルブルク

 2020年夏季五輪での実施競技入りを目指す8競技のプレゼンテーションが29日、ロシアのサンクトペテルブルクでの国際オリンピック委員会(IOC)理事会で行われ、レスリングの出席者がプレゼンを終えて笑顔で現れると、会場が歓声と拍手に包まれた。

 五輪3連覇中の吉田沙保里選手(ALSOK)は「涙が出そうになった。みんなですべてやりきった感じがある」と関係者を出迎えた。

 3大会ぶりの復帰に向けて統合した野球とソフトボールはトップバッターの緊張感に包まれた。国際野球連盟のフラッカリ会長は報道陣の質問にほとんど応じず「予定通りに終わった」と硬い表情。国際ソフトボール連盟のポーター会長は、米大リーグのトップ選手の参加問題を質問されたことを明かした上で「答えるべき回答をした」と話すにとどめた。

 空手は世界空手連盟のエスピノス会長が笑顔で取材に応じ「最高のプレゼンだった」と胸を張った。女子選手が頭を覆う「ヘジャブ」を着用して試合に出られることもアピールしたという。(共同)

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2013年5月29日のニュース