レスリングが競技実演アピール 五輪存続へ、吉田見守る

[ 2013年5月29日 18:36 ]

IOC理事会が開かれているロシアのサンクトペテルブルクで行われたレスリング競技の実演を見守る吉田沙保里選手

 2020年夏季五輪での競技存続を目指すレスリングが29日、国際オリンピック委員会(IOC)理事会が開かれているロシアのサンクトペテルブルクで競技の実演を行い、五輪3連覇中の吉田沙保里選手(ALSOK)も見守った。

 3つの金メダルを握り締め、男女1組ずつの対戦に見入った吉田選手は「レスリングをやっていて良かったとあらためて思った。やはり五輪からなくしてしまったら寂しすぎるなと感じた」と神妙な表情で話した。

 吉田選手は28日から精力的なロビー活動でIOC理事らと面会し「やるべきことはすべてやった」と強調。東京が五輪招致をアピールする展示ブースを訪れ、地元の子どもに金メダルを掛ける場面もあった。(共同)

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2013年5月29日のニュース