末続復帰も五輪は絶望的 進退は明言避ける

[ 2012年5月19日 18:45 ]

 国内主要大会に約4年ぶりに復帰した陸上男子200メートルの日本記録保持者、末続慎吾(31)=ミズノ=が19日、埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われた東日本実業団選手権の100メートルで11秒77の8位に終わった。ロンドン五輪の代表最終選考会となる日本選手権の参加標準記録を突破できなかったため、この種目での五輪出場はなくなった。

 20日は200メートルが実施されるが、100メートルの決勝で左脚付け根を痛めたため出場は困難になった。全盛時の走力には戻っておらず、4大会連続の五輪出場は絶望的な状況になった。

 末続は「予選から全開でいった」と予選を10秒84、準決勝を10秒83で通過。決勝では60メートル付近で左脚に痛みが走り、大きく減速した。

 記者会見では「体はびっくりしたが、楽しかった」と終始笑顔だったが、進退については「今後のことは今の段階では分からない」と明言を避けた。

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2012年5月19日のニュース