スキー国体複合青年男子Bで荻原4位「ベスト尽くした」

[ 2012年2月17日 06:00 ]

国体スキー競技会の複合成年男子Bで4位に入り、引き揚げる荻原健司

国民体育大会冬季大会スキー競技会第3日

(2月16日 岐阜県高山市・鈴蘭シャンツェほか)
 複合の成年男子Bは前半飛躍(HS79メートル、K点70メートル)で首位の永井秀昭(岐阜・岐阜日野自動車)が後半距離(5キロ)で逃げ切って優勝した。W杯遠征組から外れた高橋大斗(秋田・土屋ホーム)が2位で、20年ぶりに国体に出場した荻原健司(長野・北野建設)は4位だった。複合の少年男子は堀米翔大(長野・飯山高)が2連覇。大回転で争うアルペンの成年女子Bは星瑞枝(新潟・湯之谷ク)が1分6秒52で、少年女子は石栗優(北海道・双葉高)が1分7秒05でそれぞれ優勝した。

 アルベールビル、リレハンメル両冬季五輪の複合団体で金メダルを獲得した荻原は4位に入った。目標の3位には届かなかったが「W杯に出るような選手が出場するなか、ベストは尽くせたかな」と満足感に満ちていた。引退後の04年から参議院議員を6年間務め、4キロ減量して臨んだ。ジャンプを終えて6位。距離では前半で2人をとらえたが、前方を行く3位の選手が視界に入ることはなかった。今後については「ソチ(五輪)ではメダルが獲れると思う。若い選手のためにできることをしないと」と、指導第一を強調した。

続きを表示

2012年2月17日のニュース