田子ノ浦親方告別式 出羽海理事「大相撲発展が供養」

[ 2012年2月17日 06:00 ]

葬儀を終え、あいさつする出羽海親方(右)。碧山が遺影を持った

 13日に虚血性心不全で急死した大相撲の元幕内・久島海の田子ノ浦親方(本名・久嶋啓太、享年46)の告別式が16日、東京都台東区の寛永寺で営まれ、北の湖理事長(元横綱)ら約400人が参列した。

 弔辞では田子ノ浦部屋が春場所の宿舎としていた松源相撲部(和歌山県岩出市)の兼田守総監督が「きょう16日から田子ノ浦部屋は和歌山に来るはずだった。それが弔辞を読むことになり残念で残念でなりません」と涙ながらに語った。

 最後は部屋初の関取の幕内・碧山が遺影を持ち、一門の総帥・出羽海理事(元関脇・鷲羽山)が「深い悲しみを乗り越え、大相撲発展に尽力することが何よりの供養となる」とあいさつ。部屋の所属力士8人は早ければ17日にも出羽海部屋に移籍することになる。

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2012年2月17日のニュース